「花楓のがんばりを観てくれー!」石川界人が「青ブタ」イベントで絶叫、PVにも涙する

「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」ステージの様子。左から雨宮天、内田真礼、久保ユリカ、石川界人、瀬戸麻沙美、種崎敦美、東山奈央。

アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」のステージイベントが、本日3月26日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2023」内で行われた。

イベントには梓川咲太役の石川界人、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美、梓川花楓役の久保ユリカ、古賀朋絵役の東山奈央、双葉理央役の種崎敦美、豊浜のどか役の内田真礼、広川卯月役の雨宮天が登壇。2020年のイベント「青春ブタ野郎はスノーデイズの夢を見ない」以来、約3年ぶりのイベントとなったキャスト陣は集合を懐かしみ、「青ブタ」イベント初参加となった雨宮天も「うれしいです!」と喜びの笑顔をみせていた。

キャストの挨拶が終わると、早速シリーズ最新作となる「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の予告映像と公開日が解禁された。ステージ上のスクリーンにも、かえでと花楓の決意や、咲太との日々を収めた映像が映され、それを観終わったところで石川が「涙が出てしまいましたね……」と一言こぼす。

キャスト陣全員が感動している状況の中、続けてキービジュアルも公開。入学試験会場の前に佇む花楓という構図のビジュアルを見て、東山は「鞄にかえでちゃんの好きなパンダが付いていたり、空も快晴じゃなくて厚い雲から光が差しているのにぐっときました」とビジュアルに込められたメッセージを考察した。内田も「あの光の出方は、未来に希望がある感じかなってぱっと見て思った」と思いを巡らせた。

収録の話題では、TVアニメ本編ではメインとなるエピソードがなかった卯月役の雨宮が「卯月ってこういう子なんだって知れるとともに、マイペースだけど、懸命な子なんだなっていうのがわかって好きになりました」と今回のアフレコで卯月への思いが深まったことを明かす。瀬戸は「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」の2作の制作が決まったときのことを振り返り、「ウキウキしちゃって、部屋の電気を消して雰囲気を作って台本読んだりした。それくらい楽しみにしていた」と笑顔で語った。

種崎は久しぶりの収録でも役がスッと入ってきたと話す。続けて「一個言いたい」ともったいぶり「収録が国見の彼女の上里(沙希)役の茜屋日海夏さんと2人きりだったんですよ」と告白。TVシリーズでは、咲太の友人である国見佑真に種崎演じる理央が思いを寄せていたことから、掛け合いもない2人のまさかの組み合わせにキャスト陣からも驚きの声が上がった。

東山は今作から感じたことを熱弁。「台本を読んでいる時点でくらっちゃったんです」と話し始めると、「ファンタジーを抜きにして、今生きている私たちが一度は考えたことがある、もやもやしたことがある問題について踏み込んでいる」と説明。「これを観たあとに生まれ変わったような気持ちになれるラストだった」と作品の出来に太鼓判を押した。

最後の挨拶では久保が「『おでかけシスター』の中で生まれる会話だったり言葉がとても苦しかったり、切なかったり、でも愛おしさがすごく詰まっていて、かえでも花楓も演じることができて本当にうれしかったです」とコメント。さらに「お兄ちゃんが咲太で本当によかったなって改めて思う作品になっています」と思いを述べた。

石川は「やらなきゃいけないこと、やるべきことに縛られて自分が本当にやりたいことに目を向ける機会が減っているんじゃないかと思っているんです」とまず自身の考えを話し始める。続けて「この作品を見ることで本当の自分に向き合えると思います。自分って本当はこういうことをしたかったんだっていうことを思える作品になっています」と集まったファンに語りかけた。ステージからの去り際には石川が「花楓のがんばりを観てくれー!」と思いを爆発させて絶叫しイベントを締めくくった。

「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」

2023年6月23日(金)公開

スタッフ

原作:鴨志田一(電撃文庫刊 「『青春ブタ野郎』シリーズ」)
原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一
構成・脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン:田村里美
制作:CloverWorks

キャスト

梓川咲太:石川界人
桜島麻衣:瀬戸麻沙美
梓川花楓:久保ユリカ
古賀朋絵:東山奈央
双葉理央:種崎敦美
豊浜のどか:内田真礼
牧之原翔子:水瀬いのり

※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

(c)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project